平野の町紹介

topページ






幽霊博物館
お寺の多い町平野の中でもひときわ大きなお寺が大念仏寺。この寺は融通念仏宗の本山で、鎌倉時代に法明上人の布教によって、大和や河内など畿内各地に多くの信者が拡がりました。寺には幽霊が残していった『亡女の片袖』をはじめ、数々の幽霊の掛軸があります。

鎮守の森博物館
貞観4年(862)に氏神としてスサノオノミコトをお祀りしたのが杭全(くまた)神社です。樹齢800年の大楠や鎮守の森は生きた博物館です。森鴎外の小説「大塩平八郎」では、幕吏に追われた平八郎一行を、この社で休息させています。

歴史の流れを見つめてきた老楠や銀杏の樹、そして室町時代からそのまんまの御神殿、平野郷の文化サロンであった連歌所などと共に、神社のデパートといわれる程のよろづの神々が祀られています。

くらしの博物館
奈良時代の造仏師、止利など鞍作氏の移住地であったとされる、この加美地区には江戸時代の面影を残す民家が、いくつか残されています。

この辻元家もその1つで、代々豪農として栄え、立派な門構えや、母屋の太い大黒柱に染、厚い白壁の土蔵などに、往時をしのぶことができます。
展示室には辻元家に残る昔のいろいろな道具、汁器などを中心に生活河内の文化や生活品が並べられています。

平野 薬博物館
平野郷は摂河泉の中継地として、多くの商人が集まり繁栄し多くの産業も発展しました。

鎌倉時代から続く奥野家では代々お産の薬など製造販売していましたが、この産之薬「調胎湯」も他の平野薬と共に近郊の人々が競って買っていった品物の一つです。
戦後は製造していませんが、代々の御当主清順は平野の文化人としてもよく知られ、当時の看板や製薬の本、御商売の道具など、今流行のレトロな品々で一杯です。

平野映像資料館
150年前の頃のものとか言われる古風な建物。プロ並みの腕を持つ映像作家として知られるご主人が30数年間撮り溜めた資料をビデオ化し、平野の一年の風景を、今すぐに見ることが出来るようにしています。併せて「今昔写真展」や、世界で現存する唯一の「活動幻燈機」も展示公開されています。
自転車屋さん博物館
創業が昭和28年のこの店の特徴は注文による『手作り自転車』です。店には写真のデッカイ自転車や世界中の自転車の模型やアクセサリーが並んでいます。創業以来40年にわたり、作られた変り型自転車は300種以上にのぼり、ギネスブックに載った車輪の直径2メートル余の世界一巨大な自転車、折りたたむと前後の車輪が一つとなり、買物車のように引ぱって運べる、特許のコミュータサイクルなど、各国のアンテークなサイクルやアクセサリー、ミニモデルが、所せましと並んでいます。

新聞屋さん博物館
『小林新聞舗』は創業が明治22年、大阪市内で一番古い新聞販売店で大正風の風格ある石造りの洋館です。明治の新聞や号外などの貴重な資料も数多くあります。

当初の新聞は1部1銭5厘、月極め25銭で販売されていました。
事務所内部は外から見ることができ、所蔵の明治からの新聞、号外、 付録や新聞販売に関する写真、文献などの資料も展示されています。

駄菓子屋さん博物館
子供の頃、小遣いを握りしめて走って行った駄菓子屋さん。その店先に並んでいた懐かしいおもちゃを展示しているのが「小さな駄菓子屋さん博物館」です。

店先には昭和25年頃のパチンコ台が置いてあり、自由に遊べるようになっています。おなじみのグリコの昭和5年ごろのカンバン。このほか約500点のおもちゃやお菓子のパッケージが展示されています。

このページは「平野の町づくりを考える会」の資料提供に依ります。
参考資料/平野町づくりを考える会編「写真集・おもろいで平野」
詳細は「平野の町づくりを考える会」のホームページへリンクして下さい。
http://www.dfc-osaka.com/hirano/