会員探訪記

最新の会員探訪記過去の会員探訪記

訪ねて行って、見て、聞いて、感じたままの訪問記

このコーナーでは、市青連を構成する各単位会の会員企業を訪問し、ホームページ上で探訪記としてメンバー紹介をしながら、多くの市青連メンバー企業の強みや特徴をご紹介するコーナーです。

第4回 株式会社宮川歯輪 代表取締役 宮川幸一郎さん
(大正工業若葉会)

訪問日|
平成17年3月9日(水)
訪問者|
上田市青連会長、三宅副会長、 木幡副会長、 浅田理事(福島)
高木社長(左)と奥野常務(右)(奥野常務が若葉会現会員) 歯車の世界って凄すぎる!どうしてこんな加工ができるの?

会員企業訪問 第4弾。今回は株式会社 宮川歯輪を訪問させて頂き、宮川社長にお話を伺いました。

会社の詳しい案内は当社のホームページをご覧下さい。
http://www.msc1931.com

歯車の説明をして下さる宮川社長(右下)
歯車の説明をして下さる宮川社長(右下)
皆さん、インボリュートカーブってご存じですか?

工学部出身あるいは高校でも理系学問に強かった人はご存じのようですが私は???でした。「宮川さん、それなに?」から始まった歯車の説明と工場内では「へ〜」と「ほぉ〜」「すご!」の連続でした。

歯車は精密に作るほど抵抗無くスムーズに作動する」とは何となく理解出来ますよね。でもそれを実際に加工するとなるとNCにかければいいってものではない。そこには長年培った設計技術と経験、それを形に出来る職人技を持った社員の皆さんが「良くできた歯車」の様にかみ合い・作動して始めて可能になる事が判りました。

4軸CNC縦型 バーチカルシェーバー
4軸CNC縦型
バーチカルシェーバー
特殊な設備はもちろんお持ちです。代表格はラムストローク日本一を誇る4軸CNC縦型バーチカルシェーバーです。これを使って何が出来るのでしょう?詳しくは宮川社長にお聞き下さい。

とにかく、ギアーやスクリューを使って動力伝達する部品は何でも出来そうな感じです。単一ものから量産品まで幅広く対応しお客様に提供しておられます。おかげで「誰もが聞いたことがある有名企業」何十社と直接取引もされています。と、言うことは私たちが「知っている」または「使っている」機械や装置の部品に宮川歯輪製が幾らでもあると言うことです。 

大阪の中小企業は凄くて日本の産業を支えていると言われるけれど、あまり実感がわかない人が多くないですか?実は私もその一人だったのですが、当社の工場を見学させて頂いて実感出来ました。「へ〜」と「ほぉ〜」「すご!」とは歯車が削り出されていく加工状況を見ての言葉にならない言葉ですが、完成品を見てもどうやって加工しているか判らないものでも、実際の加工現場を見ると「へ〜」とか「ほぉ〜」と共に理解出来るものです。

しかし、説明を聞いて、実際に見ても訳判らん「すご!」だらけでした。「機械を操る熟練した匠の存在!」がまさしく当社の本当の強みなのでしょう。行って見てみれば「百聞は一見にしかず」の通りで、必ずこの会社と一緒に仕事がしたくなる!
(株)宮川歯輪はそんな会社でした。

上田 博之

 

ページトップへ